パソコンやスマホ、AIの普及で、「字を書く」機会が減っていきますね。
オンラインで共有したり、簡単に書き換え・修正ができたり、加工してグラフィックデザインで使用したりなど、データとしての文字は使い勝手が良く、便利そのものです。
では、「文字を書く」という作業は、今後さらに衰退していくのでしょうか…?
私はそうは思いません。
まだ「書く」ことのメリットはあります。
私が思うメリットは以下のとおりです。
1. 頭の中の思考を見える化
頭の中だけでは「何を伝えたいのか、今どうしたいのか、何を考えているのか」など、自分自身もよく分からず、相手にも伝わらないことがあります。
そんな時は、あまり深く考えずに、とにかく書いてみて「見える化」します。
図や箇条書きなどを使ったり、雑でもいいので、思っていることや頭に浮かんだことをどんどん書いていく。
これは自由度を考えると、手書きの方が断然いいです。
また「今の感情をそのまま書いて発散する」のもいいですね!
喜び、悲しみ、怒り、憎しみなどを、感じたまま、思いのままに書いていく。
私の過去のメモ帳には、とても公開できないような危険な言葉が満載です(笑)。
2. 覚えるために書く
覚えるためには、反復が必要です。
データを複製するだけなら、コピペでいいのですが、記憶に叩き込むには「何度も何度も書いて覚える」のが大事です。
私の場合は、読書の際に気になる言葉にラインを引いたり、囲んだり、が主です。
一回だけでは覚えられませんので、その箇所を読む度に、繰り返しペンで書き込みます。
また、データ入力では味わえない「ペンで書く時の紙の感触」もいいですね。
視覚・触覚をよく使うことで、より強く頭に入ってきます。
よって、これも手書きの方が効果が大きいと思っています。
3. 忘れるために書く
2とは真逆で、簡易的なメモや伝達など、頭の中に残しておくと、いつまでも気になって仕方がないことがあります。
そんな時は、メモを書いて、「速やかに頭の中から消してしまう」のが一番。
人はすぐに忘れてしまう生き物なので。
メモは「大事なことを記載」するだけでなく「忘れるためのツール」でもあることに気づきました。
ただし、そのメモをどこかに無くしてしまわないように注意(笑)。
…とは言え、デジタル、アナログにはそれぞれのいいところ、よくないところがあり、「上手に使い分けるのがいい」ということですね。
「白か黒か」の思考は良くないです。
AIだの、音声入力だの、便利な方法はたくさんありますが、
まだまだ手書きの需要は十分にあると思います。
…あとは、もっと字が上手に書ければいいいんだけどなぁ…(苦笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。